10.もしも修平と龍がS●GAWA男子だったら



修平「って、なんで俺たち、こんな制服着なきゃなんねえんだ?」

龍「そ、それにどうして二人とも下着姿?」

夏輝「宅配便のお兄さんとの不倫、っていうシチュエーションだよ」

修平「はあ?!」

真雪「荷物届けに来たとき、人妻がこんな格好でドアを開けたら、っていう状況だよ」

夏輝「我慢できなくなっちゃうんじゃない? どう? 龍くん」

龍「そ、そんなこと普通あり得ないでしょ」

修平「それに、そんな状況じゃ仕事になんねえだろ……」

 というわけで、夏輝と真雪の妄想シチュエーション「もしも修平と龍がS●GAWA男子だったら」。

「ああ、天道さん、早く、早く抱いて!」

「お、奥さん、俺を待っててくれたんすか?」

「も、もう我慢できないの!」

 

 真雪はあっという間に着ているものを全て脱ぎ去り、配達で訪れた天道修平の目の前で躊躇うことなく全裸になった。

 

「お、奥さん……」

 

 修平自身によって、たった今届けられた荷物を焦ったように開けて、真雪は小さな箱を取り出した。そして中にあったプラスチックの包みを、目の前で赤くなっている青と白のストライプの制服を着た修平に手渡した。

「お願い、もう溢れてる、天道さん」

 

 修平は決心したようにズボンを脱ぎ、下着を下ろし、屹立して先端を濡らしている自分のものに、真雪から手渡された薄い膜を被せた。

 

 玄関フロアで真雪は仰向けになり、両脚を大きく開いた。「来て! 天道さん!」

 

 修平は息を荒くして真雪に覆い被さり、脈動しているペニスを勢いをつけて真雪に中に埋め込んだ。

「ああっ! 熱い、熱いっ!」

「奥さん、気持ちいいっすか?」

「いい、気持ちいい……いつもみたいに、もっと動いて!」

「わ、わかりましたっ。んっ、んっ!」

 

 修平は腰の動きを速くし始めた。

 

「ああ、あああっ! 天道さん、あたし、もう、あああ……」

「奥さん、俺ももうすぐ、うううう……」

「イって! お願い、あたしをイかせて!」

「イく、イきます、奥さん、奥さんっ! ぐうううっ!」

 修平は喉の奥で呻いて身体を硬直させた。「出、出るっ!」

 

 びゅく……びゅくびゅくっ! 

 

「ああああーっ! 天道さん!」

「奥さん、うああああーっ!」

 

 びくんびくんと大きく身体全体を脈打たせながら、修平は汗だくになって真雪の身体の上でまだ動き続けていた。


「奥さん! 夏輝さんっ!」

 ドアを開けた宅配便のサービスドライバー、海棠龍は、手に持っていた荷物を放り出して、玄関に出迎えた夏輝の手を取った。

「海棠君、待ってたよ」

 

 夏輝は恥じらいながらシャツを、ジーンズを脱ぎ、ブラを外した。

「奥さん!」

 

 配達でやってきた龍は玄関フロアに上がり込むと、ズボンのポケットから小さなプラスチックの包みを取りだし、口に咥えた後、そのズボンを脱ぎ去り、ショーツ一枚になった夏輝を抱きしめた。

 

「抱いて、海棠君、このまま……」

 

 夏輝はショーツを自分の足首まで下げて、龍の首に腕を回した。

 

 龍も下着を下げ、咥えていた包みを手に取り、薄いゴムを取り出して素早く自分のものに装着すると、我慢できない様子で夏輝を抱きしめた。

「いい? いつもみたいに」

「来て! あたしの中に、海棠君」

 

 龍は夏輝の左脚を抱えて、腰を少し屈め、堅く大きくなってびくびくと脈動しているペニスをゆっくりと夏輝の谷間に押し入れた。

「ああっ! いい! 気持ちいいよ、海棠君。そのまま動いて! あたしを連れて行って!」

 

 龍は腰を激しく動かし始めた。

 んっ、んっ、んっ……。

 

「な、夏輝さん! 俺、も、もうすぐ……」

「いいよ、海棠君、イって! あたしもすぐに、あ、ああああああーっ!」

 

 夏輝の身体がびくびくと震え始めた。

 

「イ、イっちゃう! あたし、もうイっちゃうっ!」

「出すよ、夏輝さん!」

「イって! イってっ! 海棠君!」

「イきますっ! 出、出る! 出るっ! ぐうううっ!」

 

 びゅくびゅくっ! 

 勢いよく龍は白い液をコンドームの中に放出し始めた。

 

「あああーっ!」夏輝は仰け反り、叫んだ。


夏輝「どう?」

修平「あり得ねえよ。」

真雪「龍は?」

龍「恥ずかしい妄想しないでよねっ。」

 

修平も龍も真っ赤になっていた。

2013,5,26 Simpson