「かわいいっ!」真雪は飛び跳ねた。「龍、これって、いくつの頃?」
龍は思い切り赤面して言った。「ちゅ、中一の終わり頃だよ、確か」
「急に大きくなり始めたって頃だね。でもまだ少年だね。おしりもぷりぷりだし」
「そ、そうだね……」
「いつもこうやって一人エッチしてたの?」
「う、うん……」
「手に持ってるのは、誰のショーツ?」
「えっ?」龍はさらに顔を赤くした。
「ねえ、誰のなの?」
「か、母さんの……」
「やだー!龍ったら。貸してもらったの?」
「そ、そんなわけないだろ!」
「じゃあ、どうしたのよ」
「ほ、干してあったの、こっそり取った……」
「バレなかった?」
「何とか……」
「言ってくれれば、あたしの、あげたのに」
「な、何言ってるんだ!そ、そんな。まだ俺たちつき合ってなかったじゃない」
「でもさ、その頃からいっぱい出してたんだね、龍」
「そ、そうだね……」
「ミカさんが言ってた。昔からいっぱい出す子だったって」
「母さん、そんなこと言ってたの?」
「うん。シーツのシミが広範囲だったって」
「まったく、もう……」
「それで、どんなことを妄想しながらやってたの?」
「そ、それは……」
「ねえ、教えてよ」
「マ、マユ姉のハダカ……」
「やだー!」真雪は赤くなって叫び、龍の後頭部をひっぱたいた。
「そう言えば、龍の初めての精通はハワイの旅行の時だったんだよね?」
「そ、そうだけど……」
★そのハワイ旅行での出来事はこちらです→
「ケン兄が言ってたけど、あの時あたしとエッチしてる夢、みてたんだって?」
「う、うん……」
「どうだった?」
「え?どうだったって?」
「龍、あたしに乗っかってたの?」
「た、ただ単に挿入して出し入れしてただけだよ」
「え?それだけ?」
龍は真っ赤になっていた。
「だ、だって、まだ未経験だったんだよ?そんないろんなテク、知ってるわけないでしょ」
「あたし、感じてた?」
「覚えてないよ、そんなの……」
「気持ち良かった?」
「そ、そりゃあね。人生で初めての射精だったわけだし……」
「その後もあたしとエッチする夢、みたことあるの?」
「もう何度もみたさ」
「そんなに?」
「マユ姉としたくてたまらなかったからね」
「あたしをそんな目で見てたんだ、龍ったら……」
「ご、ごめん……」
真雪は龍の頭を撫でた。「嬉しい」
「だから一人エッチの時も、妄想するのはマユ姉のことばっかりだったよ」
「やだー!龍のエッチ!」
真雪はまた龍の後頭部をひっぱたいた。
2013,4,28(追記2013,6,29) Simpson
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