手足を縛られたり、目隠しをされたりしてプレイするのが大好きな修平。自ずとそのパートナー夏輝は、ロープ遣いが上達していきます。もともと警察官である夏輝は、容疑者を確保するために逮捕術を学んでいるわけで(とは言っても、現代日本社会でロープを使って犯人をとっ捕まえたりはしませんけど)、相手を拘束するのはある意味お手の物と言えます。
さて、今回、真雪、龍のカップルが、夏輝に頼み込んできました。
「ねえ夏輝、あたしたちを縛ってくれない?」
「え? 縛る?」
「うん。あたしも龍も、一度緊縛されてみたいんだ」
「って、あんたたちにもそんなシュミがあったってわけ?」
「だって、しゅうちゃんが時々言ってるじゃない、『縛られて拘束されっと、めちゃめちゃ興奮するんだ』って」
「あいつは特殊な人種だからねー。思う程燃えないかもよ?」
「いいからいいから」
「しょうがないねー。じゃあ手加減なしでいっちゃうよ?」
「うん。お願い」
というわけで、夏輝による真雪と龍の緊縛プレイが実現する運びとなりました。
▼龍のプロフィール ▼真雪のプロフィール ▼修平のプロフィール ▼夏輝のプロフィール
修平が拘束される話 Chocolate Time 外伝第2集第1話『拘束タイム』
―information 「捕縄術(ほじょうじゅつ)」― 江戸時代には悪人を取り押さえるために盛んに用いられていました。明治に入ってからも警察で教えられていましたが、さすがに昭和になると、手錠が普及したため、警察で学ぶ逮捕術からは外されています。 ただ、この「捕縄術」は日本の武術の一つで、敵を縄で捕縛・緊縛する技術であることに変わりはありません。取り押さえた敵を素早く拘束する『早縄』、形式・儀式的に用いる『本縄』、緊縛による拷問を加えるための『拷問縄』、これら縄術で緊縛された状態から脱出する『縄抜け』『破縄術』に大別されるそうです。 今の警察で教えられている「逮捕術」は、警杖や警棒で相手の持つ武器をたたき落としたり、投げ技や関節技でダメージを与え、身体を押さえ込んで動けなくしたりすることが中心で、決して縄で縛り上げる技術ではありません。 |
「ほ、ほんとにやるの?」
龍と真雪は揃って服を脱ぎ、下着姿になりました。
「なんだかわくわくしてくるじゃない、龍」
「ま、真雪はこんなことがされたかったの?」
「興味はあった。でも龍に頼んでもやってくれないでしょ?」
横から夏輝が言います。
「龍くんにはできないよ。優しいから」
「龍はいや? ロープで縛られたりするの」
「や、やってみなきゃわかんないよ……。でも修平さんが興奮するって言ってるからには、やっぱり何か感じるモノがあるんだろうけど……」
「大丈夫、龍くん。痛かったり苦しかったりしてもういやだ、って思ったらいつでも言って。すぐにほどいてあげるから」
「う、うん……」
夏輝はロープの先端を手にしました。
「どういうシチュエーションでやる?」
真雪が龍の困ったような顔を覗き込んでから、楽しそうに言いました。
「あたしだけ拘束してみてよ、夏輝」
「え? 真雪だけ?」
「うん。あたしが縛られてる姿を見て、龍がどんな反応するか知りたい」
「なるほどね」
そんなわけで、まずは真雪単独で拘束されます。
夏輝はロープで真雪の身体を緊縛し、両手首も縛ってしまいました。
ロープが彼女の大きなバストに食い込み、股間にも回され、締め付けられています。
「あ、な、何だか……」
真雪は喘いでいます。
隣で見ていた下着姿の龍が心配そうに、でも顔を赤くして訊きます。
「ま、真雪、大丈夫なの?」
真雪は龍に顔を向けました。
「何だか、興奮してきちゃった……」
「い、痛くないの?」
「あちこち食い込んで痛い。痛いけど、気持ちいい……」
龍はごくりと唾を飲み込みました。
夏輝がにやりとして言います。
「龍くんも興奮してきたみたいだね。下着が膨らんできたよ」
「え? あ、あの……」
「じゃあ始めるよ、覚悟はいい? 龍くん」
柱に縛り付けられたまま、龍は汗にまみれた身体をがくがくと震わせ始めた。
猿ぐつわを嵌められていて、言葉の出ない彼は、ただひたすら呻くばかりだった。
目隠しをされた真雪は、愛する龍の縛り上げられてパンパンになったペニスをしきりに舐め続けた。
「んんっ! ぐうううっ!」
龍がひときわ大きな呻き声を上げ、同時に怒張したペニスから勢いよく、大量の精液を噴出させ始めた。
びゅっ! びゅびゅっ!
「んんんーっ!」
それは真雪の頬や髪にまつわりつき、だらだらと垂れ落ちていった。
龍のペニスが真雪に挿入された状態で二人の身体はロープで縛り上げられていた。
上になった真雪は、小さく呟いた。
「龍……」
下になり、猿ぐつわで言葉を封じられたままの龍は、苦しそうな顔で目をぎゅっと閉じていた。
「んっ、んんっ!」
龍が身体を震わせ始めた。真雪は縛られて思うように動かすことのできない腰を、それでも懸命に上下に細かく揺らし続けた。
龍の呻き声が大きくなってきた。
そして間もなく、びくん、と二人の身体が大きく跳ね上がったとたん、龍の身体の中から噴き上がった熱い想いが、真雪の体内奥深くに発射され始めた。
びゅくっ!
「んんんんんーっ!」
びゅくびゅくっ! びゅくっ!
「んんーっ!」
今度は真雪が口を塞がれ呻いている。
龍と真雪の秘部同士が強く密着し、ロープで固定されていた。
「あああ……、ま、真雪、真雪っ!」
龍は喘ぎながら身体を細かく震わせ始めた。
真雪の全身は紅潮し、汗にまみれている。
「イ、イくっ! 出る、出るっ!」
出し抜けに龍が叫び、彼の身体の中から噴き出した熱いエキスが、真雪の身体奥深くに何度も放たれた。
少し離れた場所から二人の様子を眺めていた夏輝は、小さく独り言を言った。
「ふふ……、二人とも思いっきり感じてるじゃん」
◆
「どうだった? 龍くん」
「す、すごかった……」
ロープを解かれた龍は、まだはあはあと荒い呼吸を繰り返しています。
「何だかいつもより興奮してたみたいだね、龍」
真雪は龍の手を取り、赤い跡のついた手首をそっと撫でます。
「あんなに興奮するとは思わなかったよ。修平さんが言ってたこと、今ならわかる」
夏輝はにっこり笑って二人を見ました。
「またいつかやってあげるね」
2014,3,26
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