!!WARNING!! 男性同士の性的表現があります
「Chocolate Time」シリーズのレギュラーは5カップル10人。
シリーズがスタートした時の主人公はケンジとマユミで、彼らが「第1世代」。ケンジと結婚したミカと、マユミと一緒になったケネスもこの世代です。そしてその子供の世代が「第2世代」で、龍&真雪、健太郎&春菜、修平&夏輝の3カップル6人です。
この10人は世代を超えて実に仲良しで、よく一緒に食べたり飲んだり出掛けたりします。全員が一つの家族のような繋がりがあるとても温かい関係の10人です。
さて、このうちの女性5人は、しばしば女子会を開きます。
女子会ならではのかまびすしい集まりなのですが、その会話の中でたびたびそれぞれのパートナーのことが話題にのぼります。
真雪「ねえねえ、龍」
龍「なに?」
真雪「昨日の女子会でね、貴男がトップだったんだよ。すごいよね」
龍「あの……話が全然見えないんですけど。一体俺が何のトップだったんだよ」
真雪「『もしBLの世界ならウケが最も似合う男ランキング』」
龍「ちょ、ちょっと、何それ!」
真雪「5人の男子、それぞれにタチが似合うかウケにしたいかっていう票を女子会のメンバーが一人ずつ入れるわけよ」
龍「……それで?」
真雪「みんなで男子一人ずつわいわい分析して、ずいぶん盛り上がっちゃった」
龍「……まったく。それで、俺がトップだったってこと?」
真雪「全会一致でウケ決定!」
龍「なっ! 全会一致?」
真雪「そうだよ。少なくとも龍はタチには向いてないってことだよ。みんなそろってそう言ったんだから」
龍「ウケ、っていうことは、オトコに責められて興奮するってことでしょ?」
真雪「そうだよ」
龍「やめてよ! 俺、そんなことしないから」
真雪「え~、おもしろいじゃない。いつかやってみてもらいたいって、みんな言ってた」
龍「やめてっ!」
真雪「ちなみにタチは全会一致でうちのパパだったよ」
龍「ケニー叔父さんか……わかる気がする」
真雪「あの人狩猟民族の血が流れてるからね~」
龍「それが理由か……」
▼ケンジ タチ票3 ウケ票2
真雪「タチ票3,ウケ票2。さすがのケンジおじ。バランスいいよね」
龍「タチ、ウケどちらもOKってことか。そういうのリバって言うんだってよ」
真雪「でも彼、うちのパパ(ケネス)と時々ベッドタイムを楽しんでるわけでしょ? 実際のところ、どっちがどっちなのかな」
龍「前にケニー叔父さんが言ってたよ。その日によって役割は違う、気分次第だって」
真雪「うん。あたしもそれは聞いたことがある。それに、あんまりハードなことはやんないって」
龍「父さんも言ってた。ケニー叔父さんとはレクレーションみたいなもので、いちゃいちゃしてるだけで満足するって」
真雪「二人がいちゃいちゃしてるとこ、見てみたい……」
龍「え? 見たいの?」
真雪「あたしBL好きだもん。龍だって興味あるんじゃない?」
龍「見たいとは……ちょっと思うけど……。怖い物見たさ……ってとこかな」
真雪「きっと素敵だよ、あの二人なら。スタイルいいし」
龍「男同士で裸で絡み合うんだよ?」
真雪「だから余計にじゃない。男子5人ともくらくらするようなセクシーな体つきだけど、ケンジ伯父とケニーパパはその中でも特に高スペック」
龍「……日頃そんな目で見てたのか、真雪は」
真雪「それにさ、あの二人の関係、すっごく自然で素敵じゃない。オープンで何でもわかり合ってるって感じ」
龍「高校時代からの親友同士だからね」
→Chocolate Time 基礎知識「ケンジとケネス」
▼ケネス タチ票5 ウケ票0
真雪「ね? すごいでしょ? パパ。女子全員がタチ票を入れたんだから」
龍「日頃から行動力に溢れてるしね、叔父さん」
真雪「ちっともじっとしてないし、声も大きいし、早口でおしゃべりだしね」
龍「マユミおばさんとのベッドタイムは激しいのかな……」
真雪「お互い噛みつき合ってるって」
龍「ええっ? 何それ」
真雪「パパは興奮すると相手に噛みつく癖があるんだって」
龍「そりゃたまんないね」
真雪「でも、それがとっても気持ちいいんだってよ。ママが言ってた」
龍「そうなんだ……。なかなか激しい夫婦だね。でも……」
真雪「なに?」
龍「真雪はその性癖、受け継いでないの?」
真雪「なに?、龍、エッチの時噛みついてほしいの?」
龍「いや、そういう訳じゃないけどさ」
▼健太郎 タチ票1 ウケ票4
真雪「ケン兄の場合は、予想通りっていう結果だったね」
龍「タチ票を入れたのは誰なの?」
真雪「春菜だよ」
龍「えっ? 春菜さん? じゃ、じゃあ、いつもケン兄、春菜さんとのベッドタイムは激しいってこと?」
真雪「全然。いつもすっごく優しくて、ワイルドの対極なんだって」
龍「じゃあどうしてタチ票を?」
真雪「やってもらいたいんじゃない? 時には激しく」
龍「願望票か……」
真雪「傾向は龍と同じだよ。男同士だったらケン兄もきっと攻められて感じてる姿が似合ってる、ってことなんじゃない?」
龍「本人が聞いたらどう思うかな……」
▼修平 タチ票4 ウケ票1
真雪「しゅうちゃんもある意味予想通り」
龍「わかる。でもウケ票がひとつ。誰?」
真雪「夏輝」
龍「これも願望票?」
真雪「ううん。実はね、しゅうちゃん、ああ見えて、実はMなんだって」
龍「へえ」
真雪「夏輝とのエッチでは縛られたり、目隠しされたりして拘束されると興奮するんだって」
龍「そうなんだねー。意外だ」
真雪「夏輝にバックから挿れられたこともあるんだって」
龍「ええっ?! 挿れられた?」
真雪「そう。夏輝の指はもちろん、アダルトグッズとかキュウリとか、ワインのボトルのネック部分とか」
龍「うひゃー! 聞いてるだけでなんだかお尻がむずむずしてきたよ」
真雪「今度やってあげようか? 龍」
龍「遠慮しときます」
▼龍 タチ票0 ウケ票5
真雪「というわけで、龍は完全ウケ」
龍「俺って、そんなイメージなのかな……」
真雪「5人の中では一番若いし、体つきも一番華奢だしね」
龍「真雪、君もそう思ってるわけ? 俺が『攻められて感じる』イメージだって」
真雪「うん」
龍「なんだよ、嬉しそうに……」
真雪「なんかさ、龍がかっこいい男の人に犯されているのを想像すると、すっごく萌える」
龍「お、犯されて?」
真雪「もちろん想像上で、だよ。実際にそうなってほしい、って思ってる訳じゃないから安心して」
龍「いや、実際そんなことになったりしないから……」
真雪「それでね、女子会のみんなで具体的にシチュエーションを作り上げて妄想したんだ」
龍「ぐ、具体的に?」
真雪「そう。今回一番のタチ向きと評されたケニーパパが貴男のバックから挿入」
龍「ケ、ケニー叔父さんにバックから?」
真雪「そう。そうやって犯されながらケンジ伯父のを口に突っ込まれる」
龍「と、父さんのをフェラ……」
真雪「そうやって四つん這いになって後ろと前から串刺しにされて感じている龍の横から、しゅうちゃんが背中に液をぶっかけちゃう」
龍「う、うわあ……」
真雪「そんなことされてるうちに、貴男も興奮が高まって、出しちゃう。どう?」
龍「ど、どうって言われても……」
真雪「想像すると興奮してくるでしょ?」
龍「な、何かすさまじい画になりそうだ……」
2015,8,30
《Chocolate Time 主要コンテンツ》