《プロローグ》
「真雪……」
修平は真雪の耳元で甘く囁いた。
ベッドの上で修平(30)と真雪(30)は何も身につけず、抱き合っていた。
「おまえのおっぱい、きれいだ……」
「うれしい、しゅうちゃん。いいよ、触って。舐めてくれるともっとうれしい」
修平は頬を赤く染めて照れたように笑うと、その舌をそっと真雪の乳房に這わせ始めた。んんっ、と小さく呻いて、真雪は目を閉じた。
修平は右手でもう片方の膨らみを掴み、さすった。
真雪は身をよじらせて喘ぎ始めた。
「お、俺、このおっぱい、中学生の頃から狙ってたんだ」
「ふふ、そうらしいね。よかったね、願いが叶って」
修平はまた真雪の大きく豊かな双丘にかわるがわるむしゃぶりついた。
二人とも全身に汗を光らせていた。
「真雪、入れていいか? 俺、おまえと繋がりたい」身体を起こした修平が言った。
真雪は恥じらいながら修平の鼻をつついた。「しゅうちゃんったら、もう我慢できないの?」
ベッドから降りた修平は、真雪を壁に向かって立たせ、後ろを向かせた。
真雪は壁に片手をつき、顔を振り向かせて背後に立った修平を見た。「しゅうちゃん、バックが好きだもんね」
「いいか? 真雪。俺、もうカウントダウン・レベルだ」
「いいよ。来て、しゅうちゃん」真雪はヒップを後ろに突き出した。
修平は焦ったようにその白くて丸い真雪のヒップを両手で鷲づかみにすると、大きくなって跳ね上がったペニスを彼女の谷間に一気に突っ込んだ。
「ああん!」真雪は大きく叫んだ。
修平はすぐに腰を前後に激しく動かし始めた。
「あっ、あっ、ああっ!」真雪も熱い吐息を吐きながら、修平の動きに合わせて、そのしなやかな身体を波打たせた。
「出、出る、出るっ!」修平の動きが速くなった。
「イって、しゅうちゃん、中でイって!」
ぐううっ! と呻いたかと思う間もなく、修平の体内から噴き上がった熱いマグマが激しく真雪の中に迸った。
びゅくびゅくっ! びゅくっ!……
「んがっ!」
鼻を思い切りつままれて、修平は目を覚ました。
「修平、あんたエッチな夢、みてたね?」
修平の顔を覗き込んでいるのは、妻の夏輝(30)だった。
修平はがばっと身体を起こした。
「えっ?!」
「夢精しちゃってるよ。まだまだ若いね、あんた」
「出、出しちまったのか? 俺」
「どんなエッチな夢みてたんだよ。まったく。あたしと昨夜あんなに盛り上がって3回もイったっていうのに……」夏輝はそう言いながら枕元からティッシュを数枚取り出し、修平に渡した。「いきなり夜中に『出る、出る!』なんて叫び出すから、あたしびっくりして起きちゃったよ……」
修平はそれを受け取って、股間や太ももにまつわりついていた白い液を焦ったように拭き取った。
「エッチする夢?」
修平はびくっと肩を震わせて夏輝を見た。「え?」
「夢の中でもまたあたしとエッチしてたの?」
「そ、そんなとこだ。い、いやあ、昨夜ヤり足りなかったんかね、あはは、あはははは……」修平はぼりぼりと頭を掻いた。
◆
「しゅうちゃん……」
真雪は甘く囁いて、そっと修平と唇を重ね合った。
修平は赤くなったまま、真雪の舌が自分の口の中に侵入してくるのを躊躇いながらも味わい始めた。
修平と真雪は立ったまま全裸で向き合い、抱き合っていた。
やがて、口を離した真雪は修平に微笑みかけた。
「ま、真雪……」修平は小さな声で言った。
真雪は自分の腹部に当たっている熱く堅いモノをそっと手で握った。
「ふふ、しゅうちゃん、もうこんなに大きくしちゃってる。先からも溢れてるよ、ローション」
「真雪っ!」修平は叫んで真雪をその場に押し倒した。
「あっ! しゅ、しゅうちゃん!」
慌てる真雪に覆い被さり、焦ったようにその両脚を広げた修平は、自分が分泌する液でぬるぬるになったペニスを一気に真雪の谷間に押し込んだ。
「やっ!」真雪は大声を出して仰け反った。
「真雪、真雪っ! 俺、もう我慢できねえ!」
修平は激しく腰を動かし、ペニスを真雪に大きく出し入れした。
「しゅうちゃん、ああああ……」
真雪も全身を紅潮させ、にわかに喘ぎ始めた。
「おまえのおっぱい、最高だ!」
修平はそう言いながら、焦ったように顔を真雪の二つの膨らみに埋め、ごしごしと擦りつけた。
「ああん……」真雪は甘い声で喘いだ。
修平は腰を激しく上下させながら、その頂上にある堅くなった粒を咥え込み、舌でぐりぐりと刺激した。
「しゅうちゃん、いい、いい気持ち、あああ……」
真雪の乳首から口を離した修平は息を荒くしながら言った。「イ、イっていいか? 真雪。お、俺、もうイくっ!」
「しゅうちゃん、いいよ、イって! あたしの中でイってっ!」
「おまえの中、ぬるぬるでめっちゃ気持ちいい!」修平は腰をしきりに動かしながらうっとりと顔を上気させ、息を弾ませた。
「しゅうちゃん! あたし、も、もう……」真雪は顎を上げて息を荒くしている。
「出すぞ! 真雪っ、中にっ! イ、イく、出る、出るっ!」
「出して! しゅうちゃん! あたしの身体の奥深くに!」
ぐぐううううっ!
修平が呻いた。同時に真雪の身体がビクンと跳ね上がり、修平の身体の奥から噴き上がった白く熱いマグマが勢いよく、何度も脈動しながら最高に怒張したペニスの先から真雪の体内に放出された。
びゅくびゅくびゅくっ! びゅるるるっ!
ばしっ!
鋭い音と共に、激しい痛みを左頬に感じた修平は思わず目を覚ました。
「いってーっ!」
修平は手を頬に当てた。そして次の瞬間、自分の身体に馬乗りになり、鬼のような形相で睨み付けている夏輝を見て息をのんだ。
「修平っ! あんた何やってんのよっ!」
「いてーじゃねえかっ! いきなり何しやがるっ!」
ばしっ!
今度は右頬を夏輝にひっぱたかれた。
「昨夜と言い、今夜と言い、誰とエッチしてるのかと思えば、真雪じゃない!」
「な、なんでそ、それを……」修平は赤くなった両頬を手で押さえてうろたえた。
「声に出てた。『おまえのおっぱい、最高だ』『イっていいか? 真雪。俺、もうイくっ!』『出すぞ、真雪、中に』」
修平はまた息をのんだ。
「あげくあたしの足にぶっかけるし。まったく……」
全裸の修平をベッドの上に正座させ、同じように何も身につけていない夏輝は自分の太ももにまつわりついた白い液をティッシュで拭き取りながら言った。
「なんで真雪の中に出す? わかってるでしょ? 真雪は龍くん以外のオトコに中出しされるのは断固拒否ってるの、あんたも知ってるはずじゃない」
「ゆ、夢の中の話じゃねえかっ!」
「同じコトよっ! あんたが日頃そういうこと考えてるってことでしょ?」
「い、いざとなったらちゃんとゴムつけっから」
ぼかっ! 「はうっ!」
「馬鹿っ!」
三度目の夏輝の制裁措置はグーパンチだった。
――夏輝と修平は夫婦。二人とも現在30歳。
天道修平は高校時代から夏輝とつき合い始め、25歳の時に籍を入れた。
二人と同じ高校に通っていた同級生のシンプソン真雪は、夏輝の中学時代からの友人。真雪の双子の兄健太郎と修平も中学時代から親友同士で、修平と真雪も自ずとその頃から自然と親しくなっていた。
その真雪には龍という夫がいる。
真雪の母マユミの双子の兄ケンジとその妻ミカとの間に生まれた一人息子の龍(現在26)は、この真雪と中二の頃から交際を始め、21歳で結婚した。
歳の差が4年のこの真雪と龍のカップルは、いとこ同士ということもあって、お互いのことを隅々まで解り合っている。今も二人の熱々ぶりは、友人や親類の間でも評判なのだった。
「ま、真雪……」
修平は赤い顔をして真雪を見た。
「どうしたの? しゅうちゃん」
下着姿の真雪はベッドの端に腰掛けて前に立った修平を見上げた。
修平は後ろ手に持っていた紺色の水着を恥ずかしげに差し出した。「これ、着てやってくんねえか?」
「え?」
それはスクール水着だった。
「やーね、しゅうちゃんったら……」真雪はにこにこ笑いながらそれを受け取った。「これ着たまま抱いてくれるの?」
「うん」修平はこくんとうなずいた。「と、特別製なんだ」
「特別製?」
「着たままエッチできる仕様」
真雪はその水着を持ち上げて調べてみた。
「ほんとだ、穴が開いてる」真雪は顔を赤らめた。「やだ、しゅうちゃんのエッチ」
「マ、マニアックだろ?」そして修平は眉尻を下げた。「イヤか? 真雪」
「ううん。大丈夫だよ。あたしも何か萌えてきた」
「そうか」修平はますます顔を赤らめた。
その水着に着替えた真雪は、すでに水着だけの姿になっていた修平の首に手を回した。
「ちょっと窮屈だよ、しゅうちゃん」
「おまえおっぱいでかいからな」
「股間も何だか……」真雪は腰をもぞつかせた。「しゅうちゃんのその水着もちっちゃいね」
「2サイズ下のパツパツブーメランパンツだ」修平は笑った。
修平は真雪の背中に手を回してそっと抱きしめ、柔らかくキスをした。
口を離した修平は、真雪と額をくっつけ合ったまま、小さな声で言った。
「俺は体育教師、真雪は女子中学生っていうシチュエーションでどうだ?」
「わかった」
「真雪……」修平は真雪の肩に手を置いた。
「先生、だめだよ、こんなことしちゃ……」
「俺、おまえのことが好きだったんだ。いいだろ?」
修平は真雪をそっと床のカーペットの上に横たえた。
真雪は泣きそうな顔で、しかし修平と同じように頬を赤らめ、こくんとうなずいた。「乱暴しちゃいやだよ、天道先生」
「いざとなったらわかんねえぞ」修平は悪戯っぽく笑った。
「やだー」真雪は両手で顔を覆った。
修平は仰向けになった真雪の両脚に手を掛け、ゆっくりと開かせた。
「おお! これは想像以上に興奮すんな!」修平が大声を出した。
「先生、いやだ、あんまりじろじろ見ないでよ」
「おまえ、こんなエッチな水着着てたのかよ」
「だ、だって……」真雪は潤んだ目を、自分の上に四つん這いになって覆い被さってきた修平に向けた。「あたし、先生と……」
修平は破顔一笑した。「かわいいやつだな」そして彼女の身体をぎゅっと抱きしめた。
一度身を離した修平は、真雪の両脚を抱え上げたまま、その露わになっている秘部に口を当て、舌と唇で柔らかなその部分を愛し始めた。
「ああん! 先生、天道先生!」真雪はにわかに喘ぎ始めた。「気持ちいい、気持ちいいよ!」
ぺちゃぺちゃ、くちゅくちゅと音を立てながら、修平は真雪の硬くなり始めた粒ととろとろになっている襞をしきりに舌で刺激した。
いつしか真雪の秘裂から温かな雫が流れ落ち始めた。
「天道先生! あたし、もう……あああああ!」
修平は身を起こし、穿いていた水着を脱ぎ去った。「真雪、入れるぞ」
「来て、来て、先生」
真雪は懇願するように両手を彼に向かって差し出した。
修平は真雪の両脚の太ももに腕を掛け、大きく持ち上げると、いきり立った持ち物をずぶり、と豊かに潤った彼女の谷間に押し込み、そのまま一気に奥深くまで突き入れた。
「ああん!」真雪は大きく喘ぎ、身体を仰け反らせた。「いい! いいっ! 先生! 気持ちいいよ!」
「も、もう感じてんのか? 真雪」修平もすでに息を荒くしていた。「なかなか好きモンなんだな」
「いや……恥ずかしいこと、言わないで、あああ、天道先生! 熱い、熱いよっ!」
修平は大きく腰を動かしていた。
「お、おまえの中、めっちゃぬるぬるで気持ちいいぞ、あ、あああ、俺、も、もうイきそう……」
真雪は頭をもたげ、目を開けた。「先生、中に出したらだめだよ」
んんっ、と呻いた後、修平は喘ぎながら言った。「も、もう止まらねえ! イ、イくぞ、中にっ! 真雪!」
「いや! だ、出さないで! お願い、しゅうちゃん」真雪は焦ったように大声で叫んだ。
「え? マ、マジで言ってんのか? 真雪、あ、だ、だめだ、出、出ちまうっ!」
「いやーっ! 離れてっ! 抜いてっ! しゅうちゃんっ! 中はだめーっ!」
ぐううっ、という呻き声を上げ、修平は快感に顔をゆがませ、ついに激しく放ってしまった。
真雪の身体の奥深くに……。
どくっ……どくどくっ……。
脈動が収まり、修平は少し焦って真雪から身体を離した。
真雪は涙をぽろぽろとこぼしていた。「なんで中に出しちゃうの? しゅうちゃん。だめだって言ったのに……」
そして彼女は身体を起こした。
床にぺたんと座ったまま泣きじゃくる真雪の姿を見ているうちに、修平は再び身体の中からむらむらと熱いうねりが押し寄せてくるのを感じていた。
「ま、真雪っ!」
修平はいきなり立ち上がると、再び力を盛り返したペニスを手で掴み、真雪の顔に向けた。
「も、もう一回イくぞ!」
「えっ?!」真雪は目を上げた。
真雪が抵抗する暇も与えず、修平は彼女の頭を抱え、自分のペニスを無理矢理その口に押し込んだ。
ぐぼっ! という音がして、修平のペニスが真雪の口に突っ込まれた。
修平は何かに取り憑かれたように腰を大きく動かしぬるぬるになったその持ち物を激しく出し入れした。
真雪はさらに涙を流しながら唾液と修平の分泌する液をだらだらと口元から溢れさせていた。
「出る、出るっ! 真雪! 口に出すぞ! いいな!」
「んんっ、んんんーっ!」
真雪は言葉を発することができず、大きく呻くばかりだった。
ぶびゅっ! どぶどぶっ!
修平の動きが止まり、今度は真雪の口の中に激しく白い精が迸った。真雪の口からもその熱い液は顎を伝い、首筋をたどり、紺色の水着の表面を幾筋も流れ落ちていった。
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