「天道くん……」春菜は修平の手を取り、シャツの上から自分の乳房に押しつけ、激しくさすり始めた。修平はびっくりして春菜の顔を見た。「は、春菜!」
健太郎は激しく腰を前後に動かしていた。
「あ、ああああっ! ケ、ケンちゃん! ケンちゃん!」夏輝がさらに激しく喘ぐ。
「な、夏輝、夏輝っ!」健太郎の動きがさらに激しくなった。
夏輝は苦しそうな顔で、はあはあと荒い呼吸を繰り返していた。
「うっ、くっ!」健太郎の額や頬から汗が流れ、顎からぽたぽたと夏輝の胸に落ちた。
「ケ、ケンちゃん、」夏輝がうっすらと目を開けた。「だ、大丈夫?」
はあはあはあはあ……。健太郎は動きを止め、夏輝と胸を合わせた。
「な、夏輝……」
「イって、遠慮しないでイっていいんだよ」
「う、うん」健太郎は再び夏輝の脚を抱え上げた。
春菜は出し抜けに隣の修平に抱きつき、その唇を激しく吸い始めた。修平は驚いてとっさに目を見開き、少しだけ抵抗したが、やがて戸惑いながらも春菜の背中に逞しい腕を回し、強く抱きしめながら、口を大きく開いて春菜と舌を絡ませ始めた。二人の唾液が頬を伝い、首筋に流れ落ちた。
「ケンちゃん! ケンちゃんっ!」
「んっ、んっ、んっ!」健太郎と夏輝の身体が一緒になって激しく動く。「も、もうすぐ……」
修平はいきなり立ち上がり、春菜の腕を掴んで背後のドアを開け、自分たちの寝室に連れ込んだ。その部屋に入った途端、春菜は焦ったように自分の身に着けたものを脱ぎ始めた。修平も同じようにシャツを脱ぎ、ジーンズを脱ぎ、下着を脚から抜いた。あっという間に全裸になった二人は、大きなベッドに抱き合って倒れ込み、重なり合い、また激しくお互いの唇と舌を味わい始めた。
「ケンちゃん! あ、あたし、あたしっ! も、もうイっちゃう!」
「夏輝っ!」
「あ、あなたもイって! お願い、イってっ!」夏輝の身体ががくがくと痙攣し始めた。
「で、出る、出るっ! 夏輝っ! 夏輝ーっ!」
健太郎の身体が硬直した。そしてびくん、びくんと腰の辺りが大きく脈動を始めた。
「あああああーっ!」夏輝が絶叫した。「イくっ! イっちゃうっ!」
どくどくっ! びゅくっ! びゅくっ!
「んああああああーっ!」健太郎が叫ぶ。「夏輝、夏輝っ!」
「ケンちゃん、ケンちゃんっ!」
はあはあはあはあ……。夏輝と健太郎は汗だくになってソファの上で抱き合ったまま、まだ荒く息をしていた。
「な、夏輝……」
「ケンちゃん……。きょ、今日も良かった。とっても良かったよ」
「そ、そうか……。お、俺もすごく」
夏輝は健太郎の胸に顔を埋め、目を閉じた。
「ん?」不意に健太郎が顔を上げた。
「どうしたの? ケンちゃん」
「何か、物音がする……」そして健太郎は夏輝から身体を離した。「二階から……」
「ホントに?」夏輝も起きあがり、耳を澄ませた。
「何か、声が聞こえないか?」
「ほんとだ……。やだ、泥棒?」健太郎は下着を穿き直して階段に向かった。夏輝もショーツを身につけて彼の後に続いた。
階段を上りながら健太郎は夏輝の手を取った。「気をつけなよ、夏輝。危険を感じたらすぐに逃げるんだ」
「大丈夫。あたしも一応警察官だから」
二人は階段を上りきり、寝室のドアの前に立ち、再び耳を澄ませた。
ぎしっ、ぎしっ! 大きなベッドがリズミカルに軋み、春菜と修平の身体の動きに合わせて激しく揺れ動いていた。
「は、春菜っ! 春菜っ! お、俺、イくっ!」
「は、春菜?」健太郎が青ざめて言った。
「こ、この声……」夏輝が小さく呟いた。
いつしか春菜の身体の奥深くに埋め込まれた修平のペニスは最高に硬く熱くなっていた。
「イって! 天道くん、私の中で、イってっ!」春菜は上になった修平の背中を強く抱きしめた。
「で、出るっ! 出るっ! 春菜あーっ!」
春菜はとっさに修平の頭を引き寄せ、口同士を強く押し付けた。
「んんんんんんんっ!」修平は呻いた。そしてひときわ大きく修平の身体が跳ね上がった。
びくん!
「んんんんーっ!」二人は唇を重ね合ったまま苦しそうに呻いた。
寝室のドアが静かに開けられた。
「えっ?!」春菜に覆い被さったまま、修平はドアに目を向けた。そこには大きく目を見開き、言葉を失った夏輝と健太郎が立ちすくんでいた。
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